みんなの憧れ「Alden」特集(1)/ Aldenの歴史

Sunday, September 11, 2011





定番の紳士靴として不動の地位を築いた「Alden (オールデン)」。日本でも1980年に販売を開始。すぐに様々な雑誌に取り上げられ、その高級感と機能性を兼ね備えたデザインと良質な素材に憧れる人も多いはず。今回はそのオールデンの歴史を追ってみたいと思います。


ー チャールズ H. オールデン (Charles H. Alden)

オールデン社 (Alden Shoe Company)1884年、マサチューセッツ州のミドルバラ・シティーにチャールズ H. オールデン氏によって設立。元来オールデンの工場では男性用カスタムブーツの生産を主としていました。
チャールズ H. オールデンとオールデン工場


ー ターロウ・ファミリー(Tarlow Family)
1931年オールデン氏が引退すると、オールデン・シューズ会社の所有権はパートナーであったターロウ・ファミリーのものとなりました。工場もマサチューセッツ州ブロックトン・シティーへと移され、その土地での生産は1970年まで続きました。彼らの行った革新的な技術の一つとして、整形外科研究を通してのデザインの開拓があります。それに加え、コードヴァン(Cardovan) という上質の皮素材をウエルトすることにより、オールデンの靴はどんな足の形にもより良いフィット感とバランス感を与えてくれることとなります。そしてその功績はすぐに他の靴メーカーにも取り入れられて行きました。1970年以降は機械化された近代的工場がミドルバラに建設され、現在に至ります。その間、ターロウ・ファミリーは4世代続く靴職人の一族として、オールデン社を家族経営で守っています。



Alden社長Arthur Tarlow氏へのBEAMSによるインタビュー。




ー 伝統のドレスシューズ/ タッセル・モカシン (Tassel Moccasin)
第二次世界大戦後、有名なアメリカ俳優ポール・ルーカス(Paul Lukas) 依頼のもと、オールデンはタッセル調の皮シューレースの開発に挑 みました。それがきっかけとなり、オールデンはそのタッセル調シューレールをローファにあしらった「タッセル・ローファ(Tassel Loafers)」の生産を決定しました。タッセ ル・ローファは瞬く間にアメリカ全土の有名衣料品店に置かれ、1957年にはアメリカの高級紳士服店「ブルックス・ブラザーズ」のコレクションの一つとして紹介され店頭に並びました。その後その靴は「タッセル・モカシン」として、ハリウッド俳優キャリー・グラント(Cary Grant) などにも愛用され、クラシックなアメリカンスタイルの基盤の一つとなり世界的に人気を博すこととなります。


Alden タッセル・ローファ

タッセル・ローファを履くキャリー・グラント

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